イラン直輸入!GABBEH。

ギャッべGABBEHは、ペルシャ語で「粗い」ROUGH(ラフ)と言う意味で、イラン西部のザクロス山脈から南部ファールス州の高原にかけて居住する遊牧民によって
織り続けられている「毛足の長い絨毯」を示す。
ギャッべを織る遊牧民は、主に北からペルシャ系最古の民族ルリ族、ルリ族から派生したバフティアリ族、トルコのカシュガイ族、アラブ系のハムセ連合の部族、勇敢な北方トルコ系アフシャリ族など、誇り高き人々である。その中でもカシュガイ族の生産量が最も多く、世界的にも知られている。
遊牧民カシュガイ族は大半が遊牧民で、一部半農半牧(男性が遊牧、女性が定住して農業や機を織る)。現在は制定40~50万人のカシュガイ族が古都シラーズに住んでいる。
シラーズはギャッべの集積地で首都テヘランから南に位置するオアシスの都市である(イラン第二の都市である)。
カシュガイ族は単一民族では無く、5部族(カシュクリ族、シシブルキ族、ダリシェリ族、アマレ族、フェルシマダン族)の連合体である。それぞれの部族が特徴のある絵柄のギャッべを織る。カシュガイ族のギャッべには、絵柄がバランスよく配置され、調和のとれたデザインが多い事が世界的に好まれる要素の一つと言える。
ギャッべを織る遊牧民はカシュガイ族だけではない。ファールス州のザクロス山地で遊牧生活を営んでいるルリ族もまたギャッべの素晴らしい織り手である。
ルリ族は紀元前からこの地で暮らす遊牧民であり、ペルシャ語を話す。早くから安住の生活を選び、村を形成し、周辺の山野で羊を飼う生活をしている。ルリ族のギャッべは、非常に自由、左右対称はデザインや、大胆な色の切り替えなど、自由な絵画のようなデザインも多い。