魅力と特徴

草木染

ギャッベのノット(結び目)は1C㎡に約10(ノーマルギャッベ)。
ペルシャ絨毯は1c㎡に90~100ノットが普通ランクであるので、糸の違いがあるにしても如何にざっくりと織ってあるのが分かる。

ギャッベの色とデザインも遊牧生活から生まれた親しみの持てるものが多く、ペルシャ絨毯と比べると簡単で大らかだ。ギャッベの種類は「ナチュラル」と「カラー」の2つがある。
前者は染めずに羊毛の微妙な色の違いだけで文様や味を出すもの。後者は草木染によるものである。草木染の染料はわずかに5色。青(ケレンゲと言う植物)。赤(アカネ)=(ローナス)、黄(ザクロの皮や雑草)、茶(クルミの殻や木の皮)、緑(ジャシールと言う灌木の葉や枝)である。この5色の織りこみの下限によって多彩色を表現する。この中でも、生命力に満ち溢れた赤、すなわち茜色はカシュガイ族の女性たちが最も好む色といわれている。

ギャッベ
草木染

ギャッベに織りこむ文様

ギャッベに織られた文様は、手本や図案はなく即興で織る。花、人、動物、幾何学模様、スピード感溢れるデザインは、まるで子供の絵の様な率直さと力強さを持つ。そしてそれはまた、その明快さ故にモダンアートとして通じる豊かな感性を秘めている。ギャッベの世界的な人気はこのアート感覚によるのだろう。
この様にギャッベのギャッベたる所以は、何と言っても単純明快なパターンとアート感覚に溢れるデザインにある。
これが大きな特徴であり魅力といえるだろう。